ご当地にまつわる知見を集積しています。全日本ご当地学会は日本の「ご当地」に関するあらゆる事象を経済学・政治学・歴史学・地理学・社会学・言語学などさまざまな学問の観点から学際的に研究する学会です。http://gotouti.jp/

「ご当地」の言語学的解釈

  • 形容詞としての「ご当地」
「ご当地」とは基本的には形容詞である。本来は「ご当地の○○」のように使用されてきたものが、「の」を省くようになったと思われる。また本来は「(任意の)土地(地方や地域)の」という逐語的な意味しか持たなかったが、次第に他の土地(地方や地域)と比較した上での「(任意の)土地(地方や地域)の」という特性や個性を際立たせる意味に用法が変化したと思われる。
  • 名詞化する「ご当地」

「ご当地」概念の歴史的変容


  • 「ご当地」前史
    • 権力に「ご当地」知見が集中した時代(奈良時代-戦国時代)
「ご当地」という概念の誕生は比較的新しいと考えられる。「ご当地」以前は権力者が支配、治世の手段として各地域の状況を知るということが重要視された。
奈良時代に天皇が風土記を提出させた。風土記とは当時の律令制度における国ごとに地理・風土・歴史・農業・産物などの状況を記録・編集させたものであり、これが各地域の特性、個性があるという実証された共通認識を持った最初と考えられる。
    • 「ご当地」の権力から民衆への広がり

    • 「ご当地」の娯楽化(江戸後期)
江戸時代に「ご当地」が娯楽化する。それまでは治世や商売のためなど限られた資源を最適配分するための基礎的データとして「ご当地」に関する知見が活用されてきた。
しかし以下の理由で娯楽化が進むことになる。
・政治が安定したこと
・生産の技術向上、用水・海路の整備などインフラの向上による農業・商工業などを中心とする国民総生産の上昇を背景に、比較的富裕な層が多くなった
・農産品、加工品などで生産量が増え、流通量が多くなった
  • ご当地の現代史
    • 富国強兵
    • 先の大戦による国家総動員体制による「ご当地」の権力化
    • 戦後復興における中央集中化によるご当地の否定
    • 高度経済成長における中央集中化によるご当地意識の変容
    • 日本列島改造論(1972年)
田中 角栄が提唱。
    • 一村一品運動(1979年)
大分県知事(当時)の平松 守彦が提唱。
    • ふるさと創生事業(1988-1989年)
竹下 登総理大臣(当時)が提唱。
    • 雛の論理

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